詩篇51

2015年03月14日 07:51

神よ、慈悲によって私をあわれみ、

深い憐憫によって、私のとがを消したまえ。

たえず私の不義を洗い、

私の罪を清めたまえ。


私は自分のとがを認める。

私の罪はつねに私の前にある。

あなたに向かって、私の罪を犯し、

御目の前に悪事を行った。

あなたが宣告されるとき、その宣告は正しく、

さばかれるとき、そのさばきはあやまりがない。

私は不義の中に生まれ、

母は罪のうちに私を身ごもった。

あなたは心の誠実を喜ばれる。

知恵の深さを私に教えたまえ。


ヒソプをもって清めれば、私は清くなり、

洗えば雪よりも白くなる。

私に喜悦と歓喜を知らしめたまえ。

そうすれば、あなたに砕かれた骨は歓び踊るだろう。

み顔をおおって私の罪を見ず、

私のとがをすべて消し、

清い心をつくり、

新しい確かな霊を与えたまえ。

み前から私を退けず、

聖なる霊を私から奪わず、

救いの喜びを返し、

寛仁な霊をもって私を支えたまえ。

ああ、罪人があなたに立ちかえるように、

私は悪人たちに、あなたの道を教えよう。

神よ、救いの神よ、地のできごとから私を解放したまえ。

そうすれば、私の舌はあなたの正義を告げよう。

主よ、私のくちびるを開きたまえ、

そうすれば、私の口はあなたの誉れを語る。

あなたはもういけにえを好まれず、

供え物をしても、あなたはそれを喜ばれない。

神へのいけにえとは痛悔する魂である。

ああ神よ、あなたは悔い改め、へりくだる魂を軽んじられない。


慈悲のみ心によって、シオンにあわれみを下し、

エルサレムの城壁を建て直したまえ。

そのときあなたにささげられるいけにえ、

供え物とささげ物は受け入れられ、

そして、私はあなたの祭壇に子牛をささげよう。