聖ペトロ 聖パウロ 祭日

2014年06月29日 19:43

今日は聖ペトロと聖パウロの祭日です。

使徒パウロのテモテへの手紙

愛する者よ、わたしは、既にいけにえとして献げられています。世を去る時が近づきました。わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。今や、義の栄冠を受けるばかりです。正しい審判者である主が、かの日にそれをわたしに授けてくださるのです。しかし、わたしだけでなく、主が来られるのをひたすら待ち望む人には、だれでも授けてくださいます。(二テモテ4.6-8)


パウロによって、当時の異邦人と呼ばれたユダヤの民以外の諸外国への福音宣教が信じられないほどのスピードで広まったそうです。パウロは旧約聖書を知りつくし、ギリシャ語なども話せたそうですから、とても頭がよく情熱的で行動的な人物であったと教わりました。パウロの書簡によって、カトリック教会の神学の礎が築かれたということです。


ペトロはわたしたち人間の中にあって、一番最初に「あなたはメシア、生ける神の子です。」とイエス・キリストを神の子だと宣言しました。(マタイ16.16)

そしてイエス様から「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現わしたのは、人間ではなくわたしの天の父なのだ。わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」(マタイ16.17-19)

こうしてペトロは地上において天の国とつながるための鍵と解くための鍵をイエス様から直接授けられたのです。

「イエス様からこの時、直接任命された最初の教皇様がペトロです。今の教皇様も初代教皇のペトロから、2000年間ずっとつながっているんですよ。」と、まだ洗礼前の勉強会の時に神父様から教えて頂いて、とても驚き、はっとして、心から嬉しい気持ちになったことを鮮明に思い出します。イエス様がその先にいらっしゃるとはっきりと実感できたからだと思います。

バチカンにいらっしゃる教皇様の紋章に二本の鍵が描かれています。

「わたしたちの主イエス・キリストを信じます」と言うとき、いつも教皇様と一致する気持ちが大切だということを、日々忘れずに過ごしたいと思います。