復活節

2016年04月05日 21:48

第一朗読では使徒言行録が読まれます。

信じた人々の群は心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分の物と言う者はなく、すべてを共有していた。

説教で神父様は、「今私たちは、キリスト教の始まりの頃の使徒たちのように(お金のことだけではなく)教会で本当にそれぞれに持っている能力やまた知識をしっかりと分かち合っているでしょうか。各自が自身に問いかけ直さなければいけません。」と仰いました。

仕事が忙しい、こちらは生活があるのだから家庭や家族が優先、専門知識を無料では全く損をしているようだとケチな心になって全力での奉仕ができない、そんなことすれば教会内で目立ってしまってかえって悪口陰口など妬みの対象になるに決まっている、・・・・それが本音で停滞、停滞していると司祭方がお感じになるのであればそのあたりが理由なのではないかと思います。もちろん私もそのようなことを危惧する信徒の一人です。

それぞれ様々な能力や特徴を持つ信者さん一人ひとりが、神様の為、また神様と教会に仕える兄弟姉妹の為、もっと楽観的に全力を尽くすことができる場を作ることから少しづつ始めることが大切だと思います。恐れに負けてるなと言うことはできますが、そのような場であることが悲しいかな現実なのかもしれません。主に頂いた信仰心をエネルギーとして、賢明に全力で突き進めるような剛毅を、この復活節にあたり主に願いたいと思います。